「印染杉下」の商品を製造する、スギシタの工房は、四条大宮の駅からすぐのびっくりするほど街中にあります。 酒どころでもあり、美味しいお豆腐も名物の「水の都」京都には、古くから質の良い地下水脈があり、伝統的な京都の茶道や華道などでもその地下水をが使用されています。
スギシタの工房には井戸があり、二条城の方から流れるその地下水を使って染めものを作っています。 ほんの少し、位置がずれるだけでも、水の質が変わってしまい、美しい発色とならないそうです。 また、その鮮やかな発色を際立たせるため 染の際(キワ)をくっきりはっきりと際立たせることが印染の特徴であり、印染職人の腕の見せ所の1つです。際を綺麗に出すためには、染めの技術はもちろん、染められる形、言ってみればデザインも大きく影響してくるため、正確な版下の存在しない家紋や伝統的な文様などを始めとした美しい線の版作りもスギシタの得意とする技術です。
それらの高度な技術を求め、スギシタには日本中から染物の相談が届きます。 スギシタの工房で一枚一枚染められている印染杉下の風呂敷とはんかちは京都の地下水とスギシタの高い伝統工芸の技術でしか作れない美しい発色の商品となっています。 ぜひぜひ現物で、鮮やかな発色を楽しんでください。
カメラマン:関矢士門
コピーライター:小宮由美子
モデル:高橋真理
アートディレクター・デザイナー:関本明子
→印染杉下のデザインのページ
